香港に駐在する場合、家の賃貸は3つのパターンがあると思います。
1)前任者の家を引き継ぐ
2)物件は個人で選んで会社が契約
3)個人で契約
私は(3)でしたので色々と大変でしたが、基本的な慣習としくみを紹介いたします。
・貸手(オーナー)が強い!
日本では入居者である借手の権利が法律的にも守られていますが、香港はオーナーが強いです!
住居の場合は基本的に2年契約で、最初の1年(あるいは13ヶ月)は借手も貸手も解約不能、残りの1年は「2ヶ月前予告」でどちらからでも解約できるというパターンが多いです。
また、敷金は2ヶ月分、最初の1週間はフリーレント(家賃免除)が一般的です。
ですので、これ以外の条件になっている場合は特殊と考えていいと思います。
駐在員の場合は単身ワンルームから3ベッドルームまで、HK$15,000~HK$45,000くらいでしょうか・・・
・家具と家電
日本と違って、基本は家具付きです!
少なくとも冷蔵庫、洗濯機、テレビ・テレビ台などはあるケースが多いと思います。
それ以外にダイニングテーブル、ベッドなどは初期交渉で買ってもらえます。
不要なものの廃棄もこの時にお願いすることになり、この交渉と家賃交渉が一体になります。オーナーにもよると思いますが、HK$1,000~2,000くらい交渉できると思います。
ちなみに、敷布団はほとんど香港に売っていません!
我が家はエアウィーブを香港で購入して敷布団生活にしましたが、日本よりも割高です・・・敷布団で生活されたい場合には日本から引っ越し時に送るのがおすすめです。
・風呂とトイレ
残念ながら、100%お風呂とトイレが一緒です・・・無駄に広いのにお風呂とトイレが一緒だったり、大して広くない家なのに無駄にお風呂とトイレが2つあったりします。
物件選びの時はこのポイントは早めにあきらめて下さい。
いっそのことバスタブなしのシャワーのみの家を選ぶもありかもしれません。
・低層階?高層階?
香港のマンションは高層マンションが多く、窓の外にベランダがないので、窓際は恐怖を感じますが、日本と同様に基本的には高層階のほうが一般的には値段が高いです。
・初期手数料
仲介手数料は家賃の半月分
印紙税が必ず発生する
更新という概念がなく2年後には再契約になるので、これらが改めてかかります
・虫対策
高層マンションでも、どういうわけか虫とかヤモリがたまに出ます。
以下の対策をしましょう!
1)入居前にバルサン的なものを焚く
2)キッチンとトイレ(風呂)の床にある排水溝を塞ぐ(透明な粘着テープがおすすめ)
3)玄関ドアの下と横の隙間を塞ぐ(すきま専用テープ)
4)換気扇にカバーをつける(汚れたら交換できる換気扇カバー)
この(2)~(4)は日本で調達するか、日本のアマゾンで香港に直接発送で対応しました。
参考になりましたでしょうか?
退去時、香港内の引っ越しはまた改めて。
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